PTA本部役員は前年度に決定しますよね。
この時期になると、「声がかかるんじゃないか・・・」とビクビクしている人も少なくないと思います^^;
推薦されて声がかかってしまったらどうやって断ればいいのかしら・・・
PTA本部役員を打診されたときの断り方をいくつかご紹介します。
PTA本部役員をお断りするときは
お断りするつもりなら、打診された時点でお断りするのが一番だと思います。
断れずに「持ち帰って考えます・・・」なんて逃げてしまうと、引き受けてくれるんではないかと期待させてしまって、ますます断りづらくなってしまいます。
声かけされた現役員さんも、あなたが引き受けない場合は他の人に打診しないといけないでしょうし、早いに越したことはありません。
引き受けるつもりがないならその場で断るのがベストです。
それでもつい持ち帰ってしまった場合もなるべく早くにお断りしましょう。
PTA本部役員の断り方の例
・妊娠中
・来年度兄弟で役員が決まっている
・預け先がない幼い下の子がいる
・家族の介護をしている
このあたりの理由なら、ほぼお断りできるはずです。
まぁこの状況でお声がかかることはほとんどなさそうですが・・・^^;
問題なのは
・仕事をしているから断りたい
という場合。
仕事をしている保護者は他にもたくさんいますので、断る理由にならないのがつらいところです。
「家計がとても苦しいので仕事を休むわけにはいきません。PTAで仕事を休んだ分の給与保障をしていただけるのならお引き受けしますが」と頑として断ったお母さんの話は聞いたことがありますが、その家族がそのあと旅行へ行かれたときに「家計が苦しいなんて嘘ばっかり!」と陰口を叩かれているのを聞いてしまいとても嫌な気持ちになりました。
仕事が休めないことを伝えても、「休めるときだけでいいから」「みんな仕事してるから」と言われると返す言葉に困ってしまいます。
仕事を理由に断るのは難しいかもしれませんね。
他にお断り理由でよく言いがちなのが
・力不足だからできない
ということですが、こう言うと「そんなことないわよ、〇〇さんはしっかりされてるから大丈夫よ~」とか「みんなでフォローするから心配しないで」と返ってきます。断り続けても「名前だけでもいいから」「〇〇(役員)だったら△△するだけだから」と押し切られてしまうことになります・・・^^;
力不足だから・・という謙遜のような言葉では断るのは難しいかもしれません。
できない理由を具体的にはっきりと言うのが一番です。
そうとはいえ、
・持病がある
・ほかの家庭には知られたくない事情がある
などができない理由の場合、あまり具体的には言いたくないですよね。
そんなときは言葉を濁しつつ
「ごめんなさい、ちょっと事情があって・・・。詳しくは言えないんですが、来年はどうしてもお引き受けできないんです。せっかくお声掛けいただいたのにごめんなさい。申し訳ないけどお受けできませんので他の方を当たってください」
と、ひたすら『ごめんなさい、できません』を伝えてください。
相手が良識のある方なら察してそれ以上立ち入ったことは聞いてこないはずです。
断るのがめんどうなら引き受けるのも手?!
あの手この手で断っても、あとあとしこりが残ったり噂されるんじゃないか・・・。
そんな不安がぬぐいきれませんよね。
それならいっそのこと引き受けた場合のメリットを考えてみるのもいいかもしれません。
PTA役員がポイント制の場合は本部役員を一度すると、そのあと在学中の役員は免除になる学校が多いようです。
クラス委員を何度もするより、本部役員を一年やってあとは気楽に過ごすのもいいですよね。
子ども一人につき一役の学校も、本部役員をした場合は兄弟の役員は免除される学校もあります。
反対に、本部に一度足を踏み入れてしまうと卒業まで抜け出せない…という学校もあるようです^^;
この場合は注意が必要ですね・・・
ご自分の学校のPTA規約や慣例を確認して、メリットとデメリットを判断してくださいね。
まとめ
PTA役員って、できることならやりたくない人がほとんどです。
まれに『スゴイ断り方』をする人もいます。
「来年転勤が決まってて・・・」と毎年毎年言いながら10年以上転勤する気配のないおうち。
「同居の父と母の介護をしているので」という核家族のお母さん。
大阪生まれ大阪育ちで嫁いできた大阪弁バリバリのお喋りなお母さんが「日本語がわからないので」とお断りされたと聞いたときは、不覚にも笑ってしまいました^^;
PTAっていろんな人の集まりですからね・・・
大変ではありますが、やってみると意外に楽しかったりするかもしれませんよ。
かくいう私も断りきれずに本部役員を引き受けたことがあります。
やっていた時はいろいろ大変でしたが、一年やり切った後は楽しい思い出のひとつとなりましたよ^^
その時仲良くなったメンバーとは今でもよく飲みに行ったりします。
「なにがなんでも絶対にやりたくない!」と決めてかからないで、「やってみようかな」と頭を切り替えてみると、大切な出会いもあるかもしれませんよ^^
それでもどうしても無理な場合は、もちろん無理をせずにお断りしてくださいね。
PTAはボランティアです。
負担に感じず、
『できる人が、できるときに、できることをする』
そんなPTAになるといいですね♪