PTA広報誌を作成する広報委員は素人の集まりですよね。
だから印刷業界の専門用語なんて知らなくてあたりまえ!
知らなくて恥ずかしいなんてことは全くありません。
でも。
ちょっと知っていると、印刷所とのやりとりが楽になったり、委員同士の会話がスムーズになったりします。
今回はそんな『知っていると便利な広報誌作成用語』を簡単にまとめてみました^^
最後の方にはPTA関連用語集もありますよ~
PTA広報委員が知っておきたい広報誌作成用語
入稿(にゅうこう)
原稿を印刷所に入れること。
依頼して書いてもらった原稿や広報委員が書いた原稿、写真、レイアウト表など、広報誌のモトになる全ての原稿を印刷所に渡すことをいいます。
校正(こうせい)
ゲラ刷りを確認しながら、確認、訂正することいいます。訂正があった場合は赤色の筆記具で訂正します。
PTA広報委員はプロではないので専門的な記号を使わなくても意図が印刷所に伝わればOKですが、校正記号を使うとより伝わりやすくなります。
校正記号はこちら
PTA広報誌の校正のポイントは?スムーズな作業の方法も紹介
初校(しょこう)
入稿後、印刷所から最初に出るゲラ刷りのこと。
入稿したレイアウト表と原稿をもとに作ったものの仮刷り(ゲラ・校正刷り)を、印刷所が出してくれます。
最初に出るものを『初校』次に出るものを『再校』または『2校』といいます。
再校(さいこう)
初校を校正して印刷所に戻し、修正した後再び仮刷りしてもらったものを『再校』といいます。
『2校』ともいい、その後出たものは『3校』『4校』と続きます。最終確認に出されるゲラを『念校』ともいいます。
校了(こうりょう)
校正がすべて完了し、ゲラに訂正箇所が全くなくなることをいいます。
ゲラ(げら)
ゲラ刷りの略。校正刷りのことを指します。
原稿(げんこう)
もとになる文章や写真のこと。広報委員会では入稿前のものを指します。
原稿チェック(げんこうちぇっく)
依頼して書いてもらった原稿や広報委員が書いた原稿を読み返して、おかしなところや間違いがないかチェックすることをいいます。文章だけでなく、写真などもチェックします。
原稿整理(げんこうせいり)
チェックした原稿をレイアウト表に基づいてナンバリングして、どの原稿がどの部分の記事か、印刷所に分かりやすくして入稿できる状態にします。データで入稿する場合はページごとのフォルダに振り分けます。
編集後記(へんしゅうこうき)
編集者(広報委員)が、読者に向けて書くもの。基本的にルールはないですが、PTA広報誌ではお礼の文章や感想を書くことが多いです。
PTA広報誌の編集後記の書き方は?文例も紹介
バックナンバー(ばっくなんばー)
過去に発行された広報誌のこと。
PTA広報委員が知っておくと便利かもしれない広報誌作成用語集。
校正刷り(こうせいずり)
印刷所から出る試し刷り、ゲラ刷りのこと。
原稿の突き合わせ(げんこうのつきあわせ)
原稿とゲラが同じかどうか、見比べて確認することをいいます。
読み合わせ校正(よみあわせこうせい)
一人が原稿を読み上げ、一人または二人がゲラを見ながら間違いがないかチェックしていく校正のこと。
責了(せきりょう)
ゲラに訂正箇所を残したまま、直しを印刷所に任せて校了すること。
「責任校正」の略で、印刷所に責任をもって校了してもらうことをいいます。嫌がる印刷所さんが多いです^^;
念校(ねんこう)
責了した場合などに、念のためもう一度ゲラを出してもらい確認すること。
朱書き(しゅがき)
原稿やゲラに書き込んだ赤色の訂正文字や校正記号のことを指します。
朱入れ(しゅいれ・あかいれ)
原稿やゲラに赤色の訂正文字や校正記号を書き込むことをいいます。
戻し原稿(もどしげんこう)
校正が終わり印刷所に戻す原稿のこと。PTA広報委員会では手分けして校正をすることが多いので、それをひとつにまとめたものを指します。
色校正(いろこうせい)
色の出具合をチェックすること。
レイアウト(れいあうと)
本文や写真、見出しなどを配置すること。
ラフレイアウト(らふれいあうと)
おおまかなレイアウトのこと。
割り付け(わりつけ)
レイアウトのこと。
見開き(みひらき)
広報誌を開いたときの、左右の両ページ。
中とじ(なかとじ)
冊子を開いた状態の紙を重ね合わせて二つ折りにし、中心部分を針で綴じる冊子のこと。
泣き別れ(なきわかれ)
してはいけないレイアウト処理のひとつ。一つの記事の段が変わるところで文章が切れてしまうこと。
台割り(だいわり)
台割り表のこと。ページごとに内容を区別した一覧表のこと。ページ割り表ともいいます。
段組み(だんぐみ)
本文をいくつかの段にわけて組むこと。
トンボ(とんぼ)
印刷物の見当を合わせるための目印。『+』のマークで表します。
テキスト(てきすと)
文字原稿を表すときに使います。
フォント(ふぉんと)
字体のこと。
ポイント(ぽいんと)
文字の大きさを表す単位。pt。
見出し(みだし)
記事の案内役。
リード(りーど)
記事の冒頭に書かれる前文のこと。
ルビ(るび)
振り仮名のこと。
中黒(なかぐろ)
『・』のこと。言葉を列挙したり、同格を示したりするときに使います。
タイトル(たいとる)
表題、題名のこと。
横組み(よこぐみ)
文字を横方向で並べて構成すること。
縦組み(たてぐみ)
文字を縦方向で並べて構成すること。
コントラスト(こんとらすと)
明るい、暗いといった、明暗の差。写真で使うことが多いです。
アングル(あんぐる)
被写体を写し込む角度。アングルが変わると写真の印象は大きく変わります。
トリミング(とりみんぐ)
写真原稿の不要な部分をカットすること。
フリー素材(ふりーそざい)
利用規約の範囲内で自由に利用できるイラストや写真素材のこと。
知らなきゃ意味不明。PTA関連用語集
広報委員に関わらずPTA役員をすると耳にする機会がある『にっぴー』や『しぴー』という単語。
初めて聞いたとき、『ナニゴデスカ???』と思いませんでしたか?^^;
知らないとなんのこっちゃなPTA用語も集めてみました。
単P(たんぴー) 単位PTAのこと。それぞれの学校のPTAのことを指します。
日P(にっぴ―) 全国の小中学校が所属する日本PTA全国協議会の略称
県P(けんぴー) 各県のPTA連絡協議会または連合会のこと
市P(しぴー) 各市の連絡協議会または連合会のこと
群P(ぐんぴー) 各郡のPTA連絡協議会または連合会のこと
高P連(こうぴーれん) 高等学校PTA連合会のこと
全知P連(ぜんちぴーれん) 全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会のこと
全肢P連(ぜんしぴれん) 全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会のこと
P連(ぴーれん) PTA連合
P会員(ぴーかいいん) 保護者のこと
T会員(てぃーかいいん) 先生のこと
他にも学校ごとにいろいろな略称があるようです。
最初は知らなくて当然のことなので、意味不明な言葉が出てきたら、「〇〇ってなんのことですか?」って堂々と聞いてみてくださいね^^
PTA広報誌作成用語のまとめ
広報委員は他の委員に比べて専門的な作業が必要となりますが、専門知識がないとできないなんてことはありません!
広報誌作成に慣れた印刷所なら、相手が素人の集まりであることはよくわかってらっしゃいます。
無理して専門用語を使う必要はありません^^
しかし、知っているとより伝達がスムーズになることは間違いないので、余裕があれば委員全員で用語を共有できるといいと思います。
よろしければこのページをLINEなどで共有して使ってくださいね^^
広報誌作りのお役に立てれば幸いです♡