こちらでは初めてPTA広報委員をされる方へ向けて、PTA広報誌の作り方を詳しく紹介中です^^
今回は『撮影』と『記事作成』についてです。
5.撮影をしよう
撮影について詳しくお話ししていきます。
〇まずは事前準備をしよう
撮影の仕方も各学校様々です。最近は個人情報の観点から、個人のカメラでは撮影が禁止されている学校もあります。
その場合はPTAや学校所有のカメラで撮影をすることになります。
扱い方やバッテリーの残量などは、必ず事前に確認をしておきましょう。
個人のカメラやスマホで撮る場合は、画質や保存の仕方をみんなで確認しておきましょう。
最近はあまり見ませんが、使い捨てカメラやフィルムで撮る場合は現像代が予算から出るのか、印刷所でスキャンやネガの取り込みはしてもらえるのか、確認が必要です。
近年の注意点として、個人情報の観点から、児童・生徒の写真を使いづらくなっています。
運動会など広報委員が撮影をする場合、あらかじめ先生に掲載不可のお子さんの確認をしておきましょう。
せっかく素敵な写真が撮れても、掲載不可のお子さんが写っている場合ボツになってしまいます。
校内広報誌とはいえ、地域に回覧したりする場合もありますので、この件は厳重に注意する必要があります。
最終のゲラチェックで掲載不可のお子さんが写っていることが発覚した場合急遽差し替えになり、校了が遅れる場合もあります。
(私も何度か経験あります。校了直前に学校と印刷所間を何度も走り回って大変な思いをしました。汗)
そうならない為にも、最初の段階で学校側への確認を怠らないようにしてくださいね。
〇いよいよ撮影本番!気を付けることは?
カメラやスマホのトラブルも考えられますので、必ず複数人で撮影をしてください。
撮影のコツですが、写真に詳しい人はそれなりに知識がありいい写真が撮れると思いますが、苦手な人は「失敗したらどうしよう」と心配になっちゃいますよね。
そういう時は、「あらゆる角度から撮る」「数うちゃ当たる」です(笑)
私も写真やカメラにはうとく撮影は苦手意識が強いのですが、それでも広報委員を10年やってこれました^^;
最近はカラーの広報誌が多く、写真がメインの記事が多いですが、それでもメインになる写真はほんの数枚です。
メインは撮影が得意な方にお任せするか、たくさん撮った中のまぐれの数枚でなんとかなりますよ^^;
なるべく、色んな角度から、引いてみたり寄ってみたりもしてください。たくさん撮れるよう、メモリーの確認もお忘れなく。
!行事を撮影するときの注意点!
行事の撮影の場合、撮影NGの児童生徒がいるか学校側にあらかじめ確認しておきましょう。
なるべくNGの子は写さないようにします。
完全に写らないようにするのは無理なので、写ってしまった写真は後で候補から取り除きます。
必ず腕章をつけよう。
【広報】や【PTA】などの腕章をつけて、『撮影係』だということが周りにわかるようにします。
トラブルを防ぐためです。
撮影係のみが許可されている撮影場所などもあり、特等席で撮影できることもあるのですが、『撮影係』だと周りにわかりにくいとトラブルになる場合があります。
以前小学校で広報委員をした時のこと。運動会の撮影で、保護者はトラックの中は立ち入り禁止だったんですが広報委員はトラック内からの撮影が許可されていたんですね。で、広報委員さんがトラックの中で撮影していたら、他の保護者さんが「あそこから撮るのもOKなんだ」と勘違いされて、競技中にトラックの中に数人入ってこられたんです。そうなったらもう止まりません。「私も」「俺も」と次々に保護者がなだれ込んできて、競技が一時中断となってしまいました。その学校では深緑の地味な腕章だったので、目立ちにくかったんですね。それにしてもマナーの問題だとは思いますが・・・^^;
そんなことがあってから、翌年から蛍光の黄色の腕章に変わりました。さらに特別エリアで撮影する場合は、PTAのスタッフジャンパーを着用することにもなりました。(これが暑くて大変なんですが(笑))
腕章をつけていると堂々と撮影はできますが、他の保護者の撮影の邪魔をしていいわけではありません。
舞台発表などでは、他の保護者の観賞や撮影の邪魔にならないように、中腰でなるべく低く移動したりします。
撮影に夢中になって、他の保護者さんにぶつかったりしないよう気をつけてくださいね。
特に舞台発表など暗幕で足元が暗い体育館はけっこう危ないです。
他の保護者さんの三脚などもつまずきやすいので気をつけてくださいね。
お子さんの発表録画中の三脚を倒してしまったら大変なので^^;
あとは、保護者席には長い舞台発表に飽きてきて転がってる幼い兄弟達もいますので、踏んだりつまずいたりしないようにお気をつけて^^;
体育館での舞台発表や行事の様子は、体育館の二階部分(キャットウォークやギャラリーといいます)から撮ると全体の様子が撮影しやすいですよ。
先生に上がっても大丈夫か確認をとっておきましょう。
〇にこまる流 素人撮影のポイント
・いろんな角度から撮影しよう。
・寄ったり引いたりもしてみよう。
・全体の様子も撮影しよう。
・行事はプログラムや看板、装飾品なども撮影しよう。運動会は得点表も必須!
・展示物を撮影するときは、フラッシュをたかない方がきれいに撮れます。
・たくさん撮ればまぐれの数枚があるはず!(笑)
・たくさん撮れるようにメモリーを確認しておこう。
素敵な写真が撮れるといいですね^^
6.記事を書こう
さて、次は記事を書いていきます。
取材した内容をもとに、広報委員が文章を書く場合です。
文章を書く時に大事なことは、読み手に分かりやすく伝えることです。
そのための文章の基本は、『5W1H』です。
いつ(When)
どこで(Where)
なにを(What)
なぜ(Why)
どうした(How)
文章を作ったら、この『5W1H』が全て含まれているか確認してください。
抜けていれば書き足しましょう。
広報委員はプロの物書きではないので、高度なライティング力は必要ありません。
読む人が読みやすいように心がけて、気負いせず書いてみてくださいね。
おわりに
取材・撮影・記事作成まできたのでゴールが見えてきました!
次回は≪其の4 7.原稿整理をしよう ~ 11.配布をしよう≫です。
いよいよ完成ですよ~^^